沖縄県うるま市の助産院ばぶばぶ
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上の子がかわいく思えません

2-3歳児

こんにちは。
下の子を産んでから上の子がかわいく思えなくなりました。
すぐにだだをこねたり、泣き叫んだり落ち着きがないし。
そんなことの繰り返しで日に日に嫌いになってきて。
一度なかなか寝ないので枕でたたいていまい、そんなことをする自分に自己嫌悪で、いつか虐待してしまうんじゃないかとも思ってしまいます。
こんなこと誰にも話せなくてどうしたらいいのか?どうか良いアドバイスお願いします

助産師HISAKOの回答

魔の2歳。ややこしい時期に突入ですね。
でもそれは、成長の過程でとても大切なことです。
自我が芽生え始める時期、その頃と時期を同じくして
「自分と他人は違う人格の持ち主なんだ」ということに気づくのです。
自分という存在が、他とは違うものである。
じゃあその気づきを、周りの人にも知ってもらわなきゃ!!
となるわけです。
「自分」を知ってもらうために、子どもは手段を選びません。
とにかく大好きなママに、自分のことを見て欲しい。かまって欲しい。
相手が嫌がっていようと困っていようとそんなことは知ったこっちゃない。
周りはそんな理不尽さに振り回されて困惑するのですが、
自分が他人とは違うという気づきそのものは
素晴らしい成長ですよ。
だから、「イヤイヤ」は止めることはできません。
努力しても相手は変えられないと考えてください。
だったら、ママが変わりましょう!
真っ向から戦闘態勢に入らないことです。
ママたちは自分の都合で、
いかに自分が楽をできるかを求めてしまうので
思うようにはかどらないとイライラしてしまいますね。
でも「ママにとってやりやすい、いい子」と、
「心身ともに健やかな、いい子」は
必ずしも一致しないことを知りましょう。
過程をすっ飛ばして、自分にとって都合のいい山の頂上、
ゴールを求めるのではなく、
山登りの過程を大切にしてあげてください。
時期が来れば必ず聞き分けができます。
その時期を、ただひたすら待ってあげましょう。
無視するんじゃなくて、見守るんです。
「何がイヤなのっ!」と喰ってかかったところで
火に油です。余計に子どもの機嫌を損ねて
たいへんになるのはママのほう。
自分で自分の首を締めているようなもんです。
でも、頭でわかっていても感情がついていかなくなったりしますよね。
そんなときは、子どもとの毎日のなかに
細やかな笑いを見つけてみましょう。
案外、意識して探してみると
日常には「おもしろいこと」がたくさん隠れていますよ♪
子どもは笑いの宝庫ですよ!
考えても悩んでも、結果は変わらないのなら、
今を受け入れ、自分に与えられた環境のなかで
些細なハッピーをいくつも発見していく努力を
するしかありません。
変えようと思わないで。
今のまま、ありのままでいいのです。
ばぶばぶでも、多くの2歳児のママたちが
「虐待する人の気持ちが解ってしまう自分が怖い」
とおっしゃいます。
「やってしまった!」と後悔したら、
その気持ちを子どもに率直に伝えましょう。
「ごめんね」が言えたら
それでOKです!

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